Vimのヘルプを日本語化
Vimのhelpって全部英語だから読むのに時間かかるんですよね。
ある程度Vimに慣れるまではヘルプ読む癖をつけるために楽したいなと思ってたらどうやら日本語化できるみたいです。作業に付随して色々と調べたので、メモしておこうかなと。
1. vimdoc-jaのダウンロードURLの確認
https://github.com/vim-jp/vimdoc-jaにアクセスして、Clone or download
ってボタンを押すとダウンロード用のリンクが表示されます。
gitコマンド用のURLがhttps://github.com/vim-jp/vimdoc-ja.gitだと分かりました。
2. vimdoc-jaのダウンロード
$ git clone --depth 1 https://github.com/vim-jp/vimdoc-ja.git
でvimdoc-jaディレクトリをカレントディレクトリへとダウンロードできます。
3. Vim用ディレクトリへとファイルを移動
Vim用ディレクトリの作成
Macでは~/.vim
以下がデフォルトのVim用ディレクトリらしいです。
一応確認しておきましょう。$ vim
でVimを起動した後、:set runtimepath?
でruntimepathを表示できます。
runtimepath=~/.vim,/usr/share/vim/vimfiles,/usr/share/vim/vim80,/usr/share/vim/vimfiles/after,~/.vim/after
と表示されましたので、安心して~/.vim
をVim用ディレクトリとすることができます。
Vim用ディレクトリを作るのが初めてなので、以下の操作で必要なディレクトリを作成しておきました。
$ mkdir ~/.vim $ mkdir ~/.vim/doc $ mkdir ~/.vim/syntax
ファイルの移動
ダウンロードしてきたvimdoc-jaディレクトリのうち、docディレクトリの中身を~/.vim/doc
へ、syntaxディレクトリの中身を~/.vim/syntax
へと移動させます。
4. ヘルプタグファイルの更新
$ vim
でVimを起動した後、:helptags ~/.vim/doc
でヘルプファイルの更新を行います。
注):helptags
の取り消しにあたるようなコマンドは見つからなかったことと、~/.vim/doc
を消したときの挙動から、環境変数などを元に戻したりする手間は発生しづらそうな気がしました。
5. ~/.vimrcの編集
ヘルプの言語の優先順位を設定します。~/.vimrc
にset helplang=ja,en
と記述して日本語ヘルプファイルを優先すること、
あるいはset helplang=en,ja
と記述して英語ヘルプファイルを優先することを明示しておきます。
また、:help@ja
のようにすれば、~/.vimrc
の記述に関わらず指定した言語でヘルプが表示できます。
最後に
Vimのプラグインを管理するためのプラグインマネージャーとやらを導入すると、ディレクトリの構成とか考えなくて済みそうな予感です。
Debug your life!
参考記事
Vimのヘルプ機能を活用して快適Vim生活を送ろう - Qiita
Home · vim-jp/vimdoc-ja Wiki · GitHub
Vimのヘルプドキュメントを日本語化する | WEBサービス創造記
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